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本格的な夏バテの症状が出てきた方は…
台風シーズンがやってきました。
気温は高いままですが、季節は着実に移行しつつあるのでしょう。
やがては暑さも収束に向かうはず。それまで何とか乗り切ろうと思っている方も
本格的な夏バテの症状が出てきてはいませんか?
症状には…
・固形物を食べるとおなかが緩くなる
・夜になっても寝付けない
・起きていると断続的に吐き気がする(消えるときもある)
・常に体温が高い
・クーラーをつけると身体がだるくなったり腹痛が出たりする
・かといってクーラーを消すと体調不良が増悪する(吐き気などが強くなる)
・頭痛があり、目がかすむ
このような症状で悩むとある人から聞いたお話しです。
その人の原因と言いますか、ここに至った理由やメカニズム的なものは理解しているそうで…
理解していてなおどうしようもない現状……。
今後は毎年このような夏がやってくるのかと想像すると、
環境保護への取り組みがいかに危急の問題であるかが分かります。
現状の理解と打開策を考える
夏バテなんかしている場合ではありません。
7月はかなり体力が回復してきたと喜んでいたのですけれども、
夏バテの症状が出てきてから体調がめちゃくちゃです。
そろそろ排卵期のはずだというのに基礎体温からはまったく予測できないくらいです。
夏が過ぎれば体調は戻っていくのでしょう。
焦りは禁物……とはいえただ待っていられるほど時間のゆとりがあるわけでもなく。
季節の変わり目にこうした体調不良を繰り返すのももうたくさんです。
そこで、差し当たって現状をより深く理解する必要があると考えました。
今回の夏バテをモデルケースのひとつとして、自分が体調を崩す状況、
悪影響をもたらす自分の行動、予防するポイントなどを把握しておくために。
症状は消化器系と自律神経系が重なり合っている
食欲不振や消化不良、吐き気、腹痛などは消化器系の症状です。
頭痛、不眠、食欲不振、吐き気は自律神経系の症状と考えられます。
夏バテの症状は消化器系と自律神経系の双方から起こり、
お互いを増幅させながら悪循環に陥っていくのでしょう。
自律神経は神経伝達物質の分泌機能をつかさどり、臓器の働きを調整したり、
環境に身体を順応させたりする役割を担っています。
しかし、人体というものは脳からのトップダウンですべてが決まるほど
単純な作りはしておらず、皮膚感覚や消化器系から受け取った刺激が
大きく影響することが分かっているのです。
夏の暑さは夏バテの引き金ではあります。
ただし、自分がただしい対策を行っていれば予防できた可能性も低くはないと考えます。
例えば水分補給です。
冷えたミネラルウォーターや麦茶をよく飲んでいましたが、
これはどうやら胃腸の働きを停滞させる行動なのだそうです。
胃腸の働きが停滞すれば食欲不振にもなるでしょう。
胃腸からの信号を受けて自律神経の働きが乱れるのも当然です。
女性に人気の健康法、歴史ある「アーユルヴェーダ」でも、
水分補給は80℃程度の「白湯(さゆ)」を推奨しているほどです。
優先順位を決めて自分の行動をひとつひとつ見直していくこと
自分の健康を左右する「生活習慣」ばかりは、どんな名医でもどうしようもないですよね。
私と同じように季節の変わり目などに体調を崩してしまう方には、
ご自分の行動を見つめなおし、生活の中でどんな習慣を意識せずに行っているか、
また、その時にご自分の身体がどのように反応しているかをひとつひとつ確認してみること。
そして、いちばんよくないと感じたものから順に見直していくことをおすすめします。
これが、私が考える夏バテの打開策です。
ご参考になりましたか?
- 次の記事ではアーユルヴェーダにおける「白湯」の飲み方をご紹介します。